要約:WordCamp の運営には地域の運営チームを募集して作り、責任が偏らないようにしましょう。あまりにも少ない人数で多くの物事を担当しすぎると、タスクの見逃しや不満の種になります。
WordCamp の主催者 (実行委員長) として WordCamp Foundation に認められた後に行う最初のステップは、WordCamp を運営するチーム作りです。チームは WordPress の普及を促進し、地域社会の成長を支援したいと思っている地元の5人〜10人の人々で構成する必要があります。地域外の友人へ助言を求めることは自由にできますが、実際のチームは地元の人間で組織した方が良いでしょう。
自分だけ、もしくは一緒に作業をするやり方をわかっているビジネスパートナーとですべてを運営する方が楽に思えるかもしれません。しかし、そこは自分自身にチャレンジしてみましょう。WordCamp は地域のコミュニティを作るものであるということも思い出してください。あなたがメインの運営者として動くことになりますが、運営チームのみんなが1つか2つの担当を持てる程度の人数を集めることをおすすめします。
- 会場 (保険を含む)
- 資金集め (スポンサー / チケット)
- 予算処理 (会計)
- スピーカー採用 (スピーカー / セッション)
- 飲食
- ノベルティ
- ボランティア取り仕切り
- デザイン (Web サイト、パンフレット、Tシャツ、会場案内、スクリーンセーバー等)
- 印刷物
- Web サイトメンテナンス (サイト構築 / 更新)
- 広報
- 映像・音響 (録画や会場音響)
- 懇親会
- スピーカー向けディナー / 前夜祭
- 初心者向けコース
- 交通機関や旅行の詳細 (会場案内)
まずは会場を見つけておさえること、資金の調達の目処をつけることが全員の最初の仕事となりますが、組織化された状態で上記のような物ごとをそれぞれが進められるように各リーダーを任命してください。
もし一人の人間にのみ多くのことが集中し過ぎると、見落とされる物事が多くなり、その一人の人は WordCamp が終わるまでにぼろぼろになってしまうでしょう。できるだけ割り当てた仕事に集中し、努力をコミュニティボランティアで共有しましょう。
運営チームのメンバーは、どこで集めればよいでしょうか。もし勉強会があればその参加者。それから WordPress を仕事としている企業。WordPress を使用している地域のブロガー。一つの答えはありませんが、勉強会のグループがある場合は必ず参加し、勉強会に来ている人もチームの一部となるようにしましょう。
WordCamp 運営チームのメンバーとボランティアは全員 WordCamp 運営者承諾書の指針に同意することが望まれます。
このページの文章は、WordCamp Planning の「The Organizing Team」に加筆・修正したものです。