それぞれの WordCamp がユニークなイベントなのは、各地の運営者のおかげです。WordCamp を運営するには WordPress や地元コミュニティへの愛とボランティアによる大変な量の作業が必要ですが、運営者は WordPress の世界で目に見えない良いカルマを手にすることができます。運営者になるために特別なスキルや背景は要りませんが、複数の共同責任者と負担を共有した方が成功につながりやすい傾向があります。
今まで大きなイベントを計画したことがない方は、まず数カ月間 WordPress meetup (勉強会、懇親会など) をやってみるのをおすすめします。これでコミュニティの興味の方向などが分かりますし、地元の WordPress コミュニティで知り合いを作り、リラックスしたイベントの計画ができるようになるでしょう。
世界中で WordCamp イベントが驚くほど発展しているため、地域の運営者として承認されるまでは WordCamp の計画を始めないようにしていただきたいと思います。これは、同じ地域ですでに計画が立ち上がっている可能性もあることからです。開始するには plan.wordcamp.org サイトの Organizer Application (運営者申込書・英語) に記入してください。20個ほどの質問に答えてもらうことで、情報やヘルプを提供したり、すでに地域で WordCamp の計画がある場合は他の運営者に紹介します。申込書記入に翻訳などの手助けが必要な場合や、日本国内での WordCamp を開催してみたいという方はまずお問い合わせください。
このセクションでは、WordCamp の主催者として承認されるために必要な情報を網羅しています。WordCamp Central では主催者を1人だけ承認しますので、その人が責任を持って適切な運営チームを組み立てるようにしてください。もし、同じ都市・同じ時期に複数の申請を受けた場合は、一緒にやっていただくようお願いすることがあります。その場合もやはり運営チームとして人を集め、WordCamp Central とやりとりをするメインの主催者を1人選ぶことが必要になります。
一般的に、頻繁に行われている勉強会こそが WordPress コミュニティに欠かせない生命線であり、WordCamp は年に1度のお祭りであると考えられています。もし、お住まいの都市で活発な勉強会が行われているにも関わらずまだ参加していないなら、年に1度のイベントの主催者としては認められにくいでしょう。まずは勉強会への参加を始めてください。もしまだ地域に勉強会がまったくなければ、まずは一度やってみることをおすすめします。WordPress への情熱を共有できる人を2〜30人くらい集めることができれば、あなたが WordCamp でさらに大きなコミュニティを作れるという証になります。
このページの文章は、WordCamp Central の「Become an Organizer」、WordCamp Planning の「Become an Organizer」に加筆・修正したものです。